昨日、急にドル円が下落し始め、101円台だったものがNY時間には99.50円まで円高が進みました。
その後、NY連銀のダドリー総裁が9月の利上げの可能性について言及したため、一気に100.50円まで戻しました。
今晩はFOMC議事録です。
この流れを引き継ぎますと再びドル円は上昇しますので、またまた乱高下相場となりそうですね。
ドル円の週足チャート
この週足チャートによると、100円を割れるには割れているのですが、実体ベースで100円を割れてクローズしてはおりません。
上記通り、FOMC議事録がポジティブな内容だとまたある程度戻してしまいそうです。
RCIの26と52もボトムに貼り付いておりますし、トレードが非常にしにくい局面であることは間違いがないでしょう。
ドル円日足チャート
日足チャートに細分化してみましょう。
こちらも、やはり99円台後半で跳ね返されてしまいますと、トリプルボトムを形成しにいってしまいそうです。
個人的にはドル円は下落方向でみているのですが、米国が利上げをした後のほうが下攻めしやすいと考えております。
その理由は以下の2つあります。
米国の利上げでドル買いが起こり、ドル円のショートポジションが多く整理される。
利上げをしてしまえば、『当面利上げすることがない』という市場の思惑が働く。
その結果、リスクオフ相場方面へのポジションが中長期的に心置きなく取れる。
なので、僕の個人的な理想は、なるべく早めに米国が利上げをしてしまい、もう向こう1年利上げできないぐらいの環境になれば、そろそろ長期サイクル的にもリセッションの時期ですし、気楽にリスクオフポジションを構築できるのにな~っといった考えです。
ドル円のトレードはしばし回避予定です。
また来月のFOMCが近づいてきますと、利上げや利上げ見送りなど発言や報道が相次ぎ出てきますから、またヘッドラインに振り回される展開が続くと思われます。
トレードされる方は大きく戻ったところから売りトレードするぐらいで良いのではないでしょうか。
この相場のエントリーチャンスは比較的少なくなりそうです。
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