昨日のBOE政策金利発表、スーパーサーズデイでは大きくポンドが動きました。
金融政策は政策金利引き下げに加えて、資産買い入れ額を600億ポンド増額し4350億ポンドという結果に終わりました。
実に7年ぶりの利下げです。
これを受けて英国債の長期金利が下落し価格が大きく上昇しました。
これまで利上げの可能性が高かった国でしたが、もう可能性はゼロになったも同然です。
そして今年中にさらなる利下げについても言及し、さらにポンド安に拍車をかけました。
事実上、ゼロ金利政策を目指すのでしょう。
これによって、一番影響を受ける通貨ペアはユーロポンドかと思われます。
現在は0.84付近ですが、パリティ(1.00)を目指して年末までにジワジワと上昇するのではないでしょうか。
これからリスクオフとなることも兼ねてチョイスするならば、ユーロポンドやポンド円(GBP/JPY)になるかもしれません。
そこで今日は、ポンド価格の中心となるユーロポンドのチャート分析をしたいと思います。
ユーロポンド週足分析
結局は上昇トレンド継続というテクニカル形状になっています。
ブレグジット後の上昇トレンドが再開となりそうです。
僕がよく使うSMA7タッチのトレード手法がワークした形となりました。さすがに今回はポンドの売り持ちはできませんでしたが、指標発表後落ち着いたNY後場時間に強めにロングを入れました。
これは長期で狙えるのではないかと考えての買い戦略です。
ユーロポンド日足分析
日足では勢いがないのが少々気がかりです。
指標前からポンド売りポジションが過去最大クラスに偏っていたことにより、指標のインパクトは強烈でしたので上昇しました。
しかし、個人的には今のファンダメンタルズの内容的では上昇幅が限定的かと思います。
それでも、徐々に時間をかけてポンドは下落しそうです。
いわゆる、英国から資本が実需的にユーロ圏に逃げていくでしょうから、ジワジワとジャブが効いてきそうです。
ターゲットはまずは0.86超え。そして0.90が目標です。
期間としては8月中に実現をお願いしたいところ。
ここからの上昇を睨むのならば、リスクオフネタを市場に投下すれば再び新しい上昇局面を迎えるのではないでしょうか。
英国中銀がこれほどまで英国経済を危惧しているということは、今後の指標もかなり悪化傾向になるのではないかと考えております。
当面、長期的にも買えない通貨となりそうです。
その結果、ユーロポンドは押したら買い。
ポンドドルやポンドル円も戻ったら売りで良さそうです。
・株、FXの新サイト。兼業トレーダーでも1から稼ぐ術を公開!
