昨日、米国の小売り指標も悪化し、これで4連続で指標も悪化となりました。
本来、指標が良ければ株価が上がるところですが、現在は利上げが遠のいたという理由で、株が買われて新興国通貨も買われ気味です。
少々おかしな現象でしょう。まるで日本株のようです。
日本株の場合は指標が悪ければ、追加緩和の思惑で株価が上昇するカラクリに長年なっておりますが、まさに世界の相場はその状況に移行しつつあるのでしょうか?
いずれにしても、実体経済は悪い方向に少し振れてきておりますので、この秋相場はやはり少し大きめのリスクオフに期待したほうが良いのではないでしょうか。
ドル円日足チャート分析
SMA + MACDの設定にしました。
日足です。
今回のドル円は上昇するタイミングを逃してしまったように思えます。
ジャクソンホール講演後の上昇で104円台に少し突っ込みました。そして今週は日銀の追加緩和の内容がリークしつつあり、それで103円まで上昇しました。
しかし、現在は101円台に入りつつあります。
MACDをテクニカル的にみても、せっかくのダイバージェンスも発生しており、反転にはモッテコイのタイミングでしたが、MACDの数値は0.00付近でもみ合いとなってしまいました。
僕の経験上、プラス圏内に浮上すると、スルスルっと上昇してトレンドが反転することが多いのですが、今回のドル円に関してはちょっと疑わしくなってきました。
日数をかけすぎですね。
このローソク足がもう2~3日この価格帯で推移してしまうと、再びダウンサイドリスクのほうが高まると考えております。
今一度100円割れを狙いにいくのかもしれません。
米国のファンダメンタルズが株価に反映しにくくなっておりますし、米株の上値も日に日に重くなってきております。
利食い売りが先行しやすい時期にも入ってきますので、注意が必要かと思われます。
その場合は、やはり円買いでしょう。豪ドル円なども下落を個人的には狙っております。
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